映画『死神バーバー』公開記念舞台挨拶オフィシャルレポート桜井日奈子・日穏・いまおかしんじ監督岡部大からのサプライズメッセージに歓喜!
- 7月1日
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死神が営む美容室「冥供愛富(メイクアップ)」を舞台に、人間たちの人生最後の1日、そしてヒロイン・美帆と新米死神・サクマの奇妙で愛おしい日々を、優しく包み込むように描いた映画『死神バーバー』がついに公開を迎え、公開記念舞台挨拶が開催された。

台風が直撃するといわれていたこの日だったが、幸いにも大きな被害はなく、劇場は満員御礼の熱気に包まれた。会場には、主演の桜井日奈子、日穏、そして本作を手掛けたいまおかしんじ監督が登壇。
主人公の佐伯美帆役を演じた桜井は、「昨日、ついに公開となりました。私もこの日をとても楽しみにしていましたし、そして皆様にお届けできるのが本当に本当に嬉しいです」と笑顔で挨拶。
新米死神・サクマ役を演じた日穏は「『死神バーバー』についてたくさん語っていければなと思います。よろしくお願いします」と挨拶し、いまおかしんじ監督は「今日は台風でしたが、そういう状況でも“舞台挨拶に来る!”というあなた方は本当に偉くて、とても嬉しいです」と、温かい拍手の中で舞台挨拶がスタートした。

公開への反響を聞かれた桜井は「私、エゴサをするんですよ。エゴサをして『死神バーバー』でどのようなコメントが来ているか調べるんですけど、とても温かい感想がいっぱい届いていて。日穏くんのビジュアルが良い!という声もあったり。これからどんどん(感想が)増えるのかなと思いながら、全部チェックしようかなと思っています」と期待を込めて語った。

続けて日穏は、「今日の朝に池袋で舞台挨拶をさせていただいたんですけど、本当のリアルな友達が自分でチケットを獲って観に来てくれたり、別の日に友達複数人とのグループLINEで『死神バーバー、何日に観に行ける人?』みたいな感じで集まってくれたりしていまして。温かい友人に囲まれているなと、反響と嬉しさを身に染みて感じています」と身近な友人とのエピソードを披露。さらにMCからSNS周りでの反響を聞かれると、「桜井さんのビジュアルが良いとか、監督がかわいいとか……!」と明かし、会場の笑いを誘った。

いまおか監督は「初日に劇場の様子を伺いに観に行ったんです。そこへ20個くらい下の後輩も観に来ていて、感想を聞いたら『そうっすね、やっぱ人の別れって映画になりますね! 僕、あの2番目かな、お笑い芸人とか好きっすよ!』って、すごい上から目線の感想が来て(笑)この野郎!(笑)と思いながらも、褒めてくれました(笑) 他にもお世話になっている先輩の監督がいるんですけど、『Newいまおかや!』と言われまして。30年くらい監督をやっているのですが、まだ自分に“New”があるんだ! と気づけて感動しました」と、自身の新しい発見について感激。

そしてここで、今回どうしても舞台挨拶に来られなかったという岡部大からの桜井日奈子・日穏・いまおかしんじ監督へ、サプライズメッセージが到着!
岡部からのサプライズメッセージは「皆さん、こんにちは!死神・クロダ役のハナコの岡部です!桜井さん、日穏くん、いまおか監督~!本当は、会場で直接皆さんとお話ししたかったんですけども、今回は画面の中から失礼いたします。(美帆演じる桜井に)あんなに怒られるとは思わなくてクロダが、桜井さんにブチギレられるところ。思った以上のキレ具合で“バーン!!”ってキレたから、びっくりして、クロダとしても中の岡部大が、『うおぁ・・・怒られた…』となるくらい、怒られたのを覚えてます。日穏くんがまさか、学生時代にハナコの岡部に声かけてくれて、写真一緒に撮ってたとは!思い出すと“やけにすごい目力があるキラッとしただったな”と。はい!覚えてますもちろん。監督に、『もっと死神感出したいよね』ってことで、『試しにずっと揺れてみようか』って演出していただいて、ずっと揺れてて。『あ、死神ってそういうものなんだな』と思って後日撮影で、上級死神と会うシーンを撮った時に、上級死神が誰ひとり揺れてない…ぴたっと止まってて、普通に挨拶してて、そんな中ずっと僕は揺れるものだと思っているから死神は。ずっと揺れながら『僕だけ揺れてるな…大丈夫かな~…』とちょっと不安な気持ちになりながら、撮影してました(笑)。もう時間足りないです!今度またゆっくりみんなで、ご飯でも食べながらお話ししましょう!劇場の皆さん、この後も、舞台挨拶最後まで楽しんでください。ダーーー!!」と、クロダの口癖である“ダーー!”を交えながら、思い出とユーモアが詰まったメッセージを寄せた。

▼岡部さんメッセージフル動画
クロダの後輩で共演の多かった日穏は「めちゃくちゃびっくりしました! あんまり言ってなかったんですけど、僕が中学生の時に、アパレルショップで岡部さんを見かけて、友達と声をかけたことがあるんですよ。一緒に写真を撮ってもらったという出来事があった上での共演だったので、現場でその写真をお見せしたら『えー!』『おおー!』みたいな感じになって。でも今『あの時の目力の強い子』って言っていただいたんですけど、絶対に覚えてないですよね(笑)!」と当時のエピソードを振り返った。

続けて、岡部との撮影エピソードについて桜井は、「作品がクランクインして割と序盤の時に、美容室の中のシーンを撮っていたんですよ。死神としての岡部さんも結構探り探りな中で、あの“揺れる設定”をサラりとやってのけてしまう岡部さんのアドリブ力と、それに対応する日穏さんの柔軟さが素晴らしいなと思いながら見ていました」と感嘆した様子。

いまおか監督も、「岡部さんは『何したらいいですか?』という顔で見つめてくるんですよ。それで『さっきも話に出たちょっと揺れてみようか』と提案したら、やっていくうちに勝手に色々(アドリブを)やってくれるんです。想像以上に激しいダンスで『何やってんだろ!(笑)』と思いつつも、シーンとして面白くてメリハリがついたので本当に助けられました。岡部さんは人を見て『(アドリブ)いけるな!』と思ったらバンバンきて、ピシッとする時はもちろん対応してくれるし、緩いところでは色々意見を出してくれたので面白かったです」と、岡部の対応力を大絶賛。

また、本作には【馬鹿=バカ】というワードが数多く登場するが、劇中で「バカで愛おしい」と思ったキャラクターを聞かれた桜井は、「本当にバカっていうワード、たくさん出てきたんですよね。その中で一番愛おしいなと思ったのはサクマです。最初は淡々と自分の仕事をこなしていく冷徹な死神だったのに、どんどん人間っぽくなって、最後は本当に愛おしいと思いました」としみじみと語った。
日穏は、「同じ人間として憎めないなと思ったのは将吾ですね。本当に単純でバカなんですよ。ケーキを買ってきたら許してもらえると思っているところとか、何回フラれても美帆の家の前にいたり。でも、結局そういうところが好きだったのかもしれないなとか、そういう行動によってまた好きに変わるかもしれないチャンスを、意図せず作っている将吾が愛おしいですね」と回答。

続けていまおか監督は、「バカっていうのは、脚本のときから(脚本の)谷口くんがこだわってくれた部分なんです。中盤でカラオケのシーンが出てくるんですけど、細川たかしさんの『心のこり』という曲があり『私バカよね』という歌詞があって古い曲をあえて物語の真ん中に持ってきました。思ったことをそのまま口に出せない人たちの話なので、同じセリフが何度も出てきます。そのこだわりが観客の皆さんに届いていると嬉しいですね」と、作品へのこだわりを明かした。

最後に、お客様に向けていまおか監督は、「この映画の本当に最初の発端は、企画プロデューサーである直井くんが日芸(日本大学芸術学部)の講師をしていて、その授業の中で当時学生の梅木くんから出てきた企画が『死神バーバー』だったんです。ちょうどその頃はコロナ禍で、“最後に会いたい人に会えない”という状況があり、そこからスタートしたお話になります。そして、今日(その企画を出した)梅木くんが上映を観に来てくれているんですよ!」と客席を紹介。客席にいる原案の梅木陽一に向かって拍手が起こる一幕もあった。
日穏は、「この映画は何度観ても新発見がある映画だと思いますし、何度観ても涙が出て、色んな感情になれる作品だと思います。何度でも劇場に足を運んで観に来ていただきたいですし、感想などもどしどし投稿していただいて、ご友人やご家族、仕事関係の方々でも大丈夫ですので、色んな方に広めていただきたいです。この『死神バーバー』という作品をたくさん盛り上げていただきたいなと思います。これからも『死神バーバー』をよろしくお願い致します」とアピール。
桜井は、「足を運んでいただき本当にありがとうございました。世の中にたくさん作品が溢れていて、今はもうスマホ1台あれば何でも観られるような時代です。そういうなかで、この作品を選んで、ここに足を運んでくださったっていうのが、まず本当にありがたいことだなと、とても感謝していますし、この出会いっていうのは間違いなく奇跡だと思っています。人生ってそういう奇跡の連続ですが、忙しい日々のなかで、そういう大切なことってつい忘れてしまいがちですよね。でもこの映画を観た皆さんは、登場人物たちのように『自分にとって、最後の時間、誰と過ごしたいだろう』とか『どんなことを伝えたいだろう』と考えたと思うんです。自分にとっての大切な人、自分がその人にどういう風な気持ちを抱いているか、そんな大切な気持ちと向き合わせてくれる作品になっていたらいいなという思いで演じたので、ぜひ何度でも観ていただけたら嬉しいです!」と締めくくり、映画『死神バーバー』公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。



